RICE IS superfuture / 心捧 金箔
material : rice powder 55%, melamine 45%, 金箔仕上げ
size : 135x130x60mm
お米のバイオマス樹脂化と古典的伝統芸術による、スーツ農家こと齋藤聖人と世界的アーティストの木村浩一郎が作る、お米のお椀です。
今後、お米も伝統芸術もより稀少で貴重なものになっていくことが考えられ、100 年後もその文化を残していこうと二人が立ち上がり、
お米のバイオマス樹脂化と古典的な漆芸を継承することを考えた100 年後の技術を今に開発し、制作を行っております。
使用するお米は山形川西町で未来に向けて、無肥料,無農薬で栽培した「つや姫」を55% 配合しており、このお米で作ったお椀で齋藤聖人のお米を食べるという、最もお米の今後の在り方を考える器となっております。
デザインにおきましても、茶道における抹茶椀のフォルムを創造しておりますが、元々李朝時代前期に日常生活用の飯茶碗として製作されたものを日本の茶道では「わび」にかなうとして、茶人に珍重された歴史がありましたが、
今回は、その逆に、茶道という芸術的精神美に使用する抹茶碗を日常に飯茶碗として使用し、お米の美しさを伝統を持って伝えたいと今回の制作となりました。
日本では、お米づくりが、主幹産業の一つであり、お米は、日本人の体に合う、健康的な食品の一つです。
そのお米を精魂込めて制作し、また一粒も無駄にしないという精神美を未来に継承するために、お米作りから、お椀作りに至るまで、古典的伝統技術と最先端技術とのフュージョンで行って参ります。